お神酒に使われるお米。
なぜ、米で作られた日本酒が
お神酒として用いられるのか
コメ以外の原料ではなく
【米】であることには理由があります。
お米は天照大御神が授けられた神聖な食べ物で
「稲魂」が宿っていて
最上の貢物とされていたからです。
祝詞にも「高天原からもたらされた大事なもので感謝する」との一節が
出雲大社にあります。
お米は当時としては生産量が高く
麦が一粒辺り、170粒の生産であったのに対し
倍の400粒(やがて2000粒)を作ることほどの生産力を
米は持っていました。
また、比較的長期保存が可能なもので
保存・貯蓄・流通が可能で
日本だけでなく、東アジア一帯に広まり革命をもたらしました、
狩猟時代からの「常に狩りをしなければ食べられない」
食料への恐怖。
飢えへの恐怖を解消する可能性があったからです。
食べ物の少ない冬でも保存しておけ食べられるのです
そして、保存・貯蓄・流通が食料として
人の動員力(兵の数)を持っています
狩りをしないでも、食料をもって移動することができるからです。
貨幣経済が整った戦国以降も
江戸時代も石高制が続いたのは
軍事政権の兵の動員力が勢力指標になったものと考えられます。
日本人のお金のブロックに【米】というのがあります。
このブロックも【米】の神聖をたかめていくことになりました
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