氏神と産土、鎮守 このちがいって

神道

よく
「産土様にお参りに行くとよい」
「氏神様にきちんとお参りに行って」と
神社へ行くよいとはいうけれどどこに行くの?

氏神と産土、鎮守の違いは?
一言でいうと「近くにある神社」です。

本来は違う意味を持っていました。

産土神
「産土」の「神」です。
生まれたところの神様です。

鎮守
その土地に「鎮まり守る」「神」です

氏神
「氏」の「神」です
「・・・氏」の祖先神です。
例えば、藤原氏の春日社、源氏の八幡社、橘氏の梅宮社、平氏の厳島社です。

それぞれ、意味がありました。

古代は土地が生活の基本だったので
生まれたところも、死ぬところも一緒です

つまり
氏神様のもとで生まれ、そこに住むので
同じ神様で一生を終えました。
なので一緒でした。

平安時代になると住んでいた京都から
離れたところに荘園ができたため
そこを守る神、土地神を祀り鎮守神となります。

ただ、明治時代の合祀で
神社によっては素性がわからなかったり
祭神名も変わっていたりします

現在においては
氏神さまがわかる人は少ないですし
人によっては、生まれたところと思っていても
病院などで生まれたところはよくわからなかったりもします

現在、神社本庁では
「氏神さまは、私たちが住んでいる地域を守っている神社です。
氏神さまは、鎮守さま、産土さまともいいます。」と定義しています。
つまり、一緒ということです

故郷でお世話になった神社
いま、暮らししているお近くの神社
それぞれをたいせつにされればと思います。

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