神社やお寺を巡るとき、
ふと「ここはすごいな」と感じる場所があれば、
特に何も感じない場所もあります。
例えば、鳥居をくぐった瞬間に清涼感を覚える神社や、
拝殿の前で拝むと気の圧力を感じたり、
別の世界に連れて行かれるような感じを受けたり、
胸が温かくなるような体験をすることもあります。
その理由は、エネルギーの相性だと思っています。
スピリチュアル好きな人たちや、嫁様と一緒に参拝すると、
それぞれの相性によって感じ方や感動の仕方が違うものです。
例えば、ある神社で自分は強くエネルギーを感じた場所があったとします。
しかし、ある人は「神様がいないね」と言い、
別の人は急に座り込み「気持ちが悪くなった」と言うこともあります。
このように、感じ方には個人差がありますが、それ自体が相性なのだと思います。
ですから、自分は何も感じなかったけれど、
他の人が「すごかった」と話していたからといって、
「私はエネルギーを感じないのかな」と落ち込む必要はありません。
気の感じ方は、食べ物の味覚に置き換えて考えてみるとわかりやすいです。
例えば、香水をつけたときに感じる香りの強さや変化と似ていて、
慣れていくうちに違いがわかるようになります。
最初から「おいしい!」と感じるものもあれば、
何度も味わうことでじわじわと良さがわかってくるものもあります。
また、慣れも関係してきます。
例えば、ワインを初めて飲む時のことを思い浮かべてください。
高価な赤ワインを初めて口にしたとき、苦いと感じる、
その香りに圧倒されるか、その味をどう感じるかは人それぞれです。
しかし、他のワインと飲み比べることで、
好みも含めて「このワインはこういう特徴があるのだな」と
違いがわかるようになっていきます。
気の感じ方も同じで、人によって違いますし、経験を積むことで変化します。
「神様がいない」と感じるのは、その神様とまだご縁が整っていない場合もあります。
何度かお参りすると変わるかもしれません。
「具合が悪くなった」と感じる場合は、
エネルギーに対する体の耐性が整っていないだけで、
感覚刺激が影響している可能性があります。
具体的には、急激なエネルギーの変化により自律神経が一時的に乱れ、
めまいや吐き気を感じることがあります。
少し時間を置くことでなれる人は多いです。
ある人は30分くらい立つと「凄く神様を感じる」と話していました。
私は、初めて伺うところも好きですが、
できれば繰り返し同じところへ行ってよりご縁を深めたいタイプです。
自分自身のスピリチュアルな成長や、
その場所との相性が関係しているのだと考えると、
次に神社を訪れる際には、
自分の心と体の変化に意識を向けてみると
より神仏とのつながりがわかりやすく、そして、強くなります。
神仏は相性の良い
親との人間関係に似ていて、
時に反発したりしながら
敬って、愛することで深まるように思えます。
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